日本ではじめての試み! 研修医による<公開プレゼンテーション> 〜私たちは地域の方とともにありたい!〜 |
ポートフォリオを生かし、5人の研修医が 次々に自らの学びの成果を公開プレゼンテーション ●日 時:9月18日(木) 17:30〜19:30 ●テーマ:研修医「知の共有・プレゼンテーション」 ●プレゼンテーター:出雲市民病院研修医5名 ●進 行:森敬良医師(シニアレジデント)&鈴木敏恵 ●会 場:出雲市民病院 ●対 象:出雲市民病院研修委員、医療関係、地域の方ほか ●指導&アドバイザー:鈴木敏恵 |
■研修医プレゼンテーション[テーマ一覧] |
◇患者様の生活背景、心理状態に配慮して決断しよう ◇患者様へ安心感を与えられる注射上手になりたい!! ◇いろいろな研修スタイルを勉強し今の研修を発展させよう! ◇研修医モチベーションアップ法〜バレーボールに学ぶ〜 ◇患者さんが安心し納得がいく診療ができるドクターになる方法 |
これからプレゼンする病院のため役立つよう整理しまとめました。
■研修医プレゼンテーションの[意義] |
この研修医プレゼンテーションは、研修医プログラムの一貫として行われるものです。 研修医となったはじめの半年の導入研修医期間Tが終え、次の研修医期間Uへ移行する区切りとして、導入研修医期間Tを自らのポートフォリオを俯瞰しフィードバックして各自テーマを決定するものです。 |
1.■研修医プレゼンテーションの[目的]と[手法] |
自分の考えをもち、正確にそれを伝える力や人のプレゼンから学ぶ力などがつく。さらに「一枚の模造紙」や「5分間」という制限のなかで表現する力や構成力を身につけることをねらいとする。 [目的] A- 自分の考えを正確に伝える力 B- 価値ある知を発見し自分のものとする力 C - 表現力・構成力・コミュニケーション力 |
[目的を叶える手法] Aを叶える手法- "確かな根拠"を添え、自らが決めたテーマでプレゼンする Bを叶える手法- 他の研修医の"プレゼンを聴き"、"知を掴み"、"発表する" C を叶える手法- 一枚の模造紙にまとめ、5分でわかりやすく伝える |
2.■研修医プレゼンテーションの[概要] |
出雲市民病院は臨床研修病院として、地域の医療を担う医師を養成してきた。今年5月からも医師になったばかりの研修医が4人、2年目の研修医が1人の計5人が研修。10月からは松江生協病院へ異動となる。これまでの総まとめとして病院関係者や地域のみなさまへ研修成果をプレゼンテーションし価値あるアウトカムを示す。研修プログラムの一貫として開催しますので、参加されたみなさまからの評価、感想も確実にいただく。 |
3.■研修医プレゼンテーションの[進め方と戦略] |
研修医が模造紙を使い5分間でプレゼンテーションをする。次にほかの4人の研修医がそれを聞き自分が感じたことや意見・賞賛・共感・気づきなどをフロア全体へ伝える。ここで何をつかんだか感じたか、「個性」や「人間性」があらわれることとなる、さらに「気づきの力」が磨かれる。次にフロアから2人ほど感想や意見をリターンいただく。 また、はじめに全員へピンクとブルーのやや大きめの付箋をプレゼンの数の枚数を渡しておく。参加者は、プレゼンを聞いた後、よかったとおもうことはピンクの付箋に書き、ここはこうしたらというアドバイスはブルーの付箋に書き、一番最後にそれを模造紙に貼ってリターンしてあげる。 このようなリターンを得ることでプレゼンテーションした研修医のモチベーションはさらに湧き、さらなる成長を自ら願う気持ちとなるとともにフロアとの一体感やコミュニケーションを楽しめることとなる。 |
4.■プレゼンテーション[タイムスケジュール] | |||||||||||||||||||||
【今日の目的とガイダンス】
「今日の目的&ポートフォリオとは?」 鈴木敏恵(アドバイス) 【研修医によるプレゼンテーション&リターン開始】
リターン7分 研修医全員から、発言・意見・賞賛・共感・気づきを伝える リターン3分 フロアから発言・意見・賞賛
リターン7分 研修医全員から、発言・意見・賞賛・共感・気づきを伝える リターン3分 フロアから発言・意見・賞賛
リターン7分 研修医全員から、発言・意見・賞賛・共感・気づきを伝える リターン3分 フロアから発言・意見・賞賛
リターン7分 研修医全員から、発言・意見・賞賛・共感・気づきを伝える リターン3分 フロアから発言・意見・賞賛
リターン7分 研修医全員から、発言・意見・賞賛・共感・気づきを伝える リターン3分 フロアから発言・意見・賞賛 【ラストセレモニー】
(※セレブレートタイムとは↓) http://www.mirai-portfolio.net/workshop/seretime.htm |
5.■プレゼンテーション[テーマの決め方] | |
・研修医の導入期間で得たことから選択すること (テーマの決め方 ↓) |
6.■教育的価値 | |
◇半年の中にはいろいろなことがあった筈、"その中で"選んだことを自分自身で伝えるということ自体がすごく意味を持っている。 |
7.■プレゼンテーション[制作のポイント] | |
・基本的に、「模造紙1枚、タテ使い」とする。 (必要に応じて付加的にパワーポイントも使用可) ・ 模造紙の一番上にテーマを赤太文字で書くこと ・ 図や数字を入れること ・ 実践が含まれること。具体的にイメージできること ・ 「だから〜する」という結論が具体的に書かれていること ・なにより、「自分の思いや考え」が入っていること! |
8.■プレゼンテーションまでの流れ / 前・最中・後 | |
1) 研修医はテーマをシニアレジデントと相談し鈴木に送る 2)プレゼン用模造紙の下書きをA4用紙1枚で作ってみる 3)イメージ図を作り変えたり、適切な写真を選んだりする 4)レイアウトも考える 5)鈴木にファックスを送り、フィードバックをいただく 6)清書を行う 7)当日プレゼンテーション 8)研修医が相互評価 9)参加者からかならずリターンをもらう。(付箋活用) 10)リターンを生かし自らフィードバックする |
9.■研修医プレゼンテーションの[価値と効果] | |
1,パプリックな場で行うことで自信がつく 病院の医師、看護師、ほか各部署の方ばかりでなく地域の方や患者さんのまえでプレゼンテーションすることで「すごいですね!」ってみんなの前でいわれることで自信につながる。 2,前向きな研修医同士の相互評価が叶う 前向きな雰囲気になるので、研修医も互いに互いのいいところ探しをして、前向きかつ発展的な評価をしあうこととなる。 3,地域の方へ"素"の自分を見せるいい機会:親しみへの効果 あえて「模造紙」によるプレゼンテーションを使い、親しみやすい展開でおこなうことで地域の方へ、自分のままを見せながらプレゼンすることができる。 4,研修した医院への誇り セレブレートタイムで指導医や看護師さんも感動。あたたかい言葉を研修医へ贈る。去るこの病院への愛情や誇りも感じて未来へいくこととなる。 5,研修した医院へもいい効果 研修医はここでの研修医を終え、次の機関へ移動していく。ここに働いている医師や看護師にとっても、こんなふうに研修医を成長させられる、自分たちの病院を実感しさらなるモチベーションや誇りをもつ。 6,聴衆者した医学生にもいい影響を与える 知識やスキルばかりでなく、医師は人間的なものが大事と伝わる。コミュニケーション力や表現力の大切さも身につけよう!とおもう。 7,次の研修機関への架け橋となる 研修医が次に研修する病院の方にも聴衆者として参加していただくことで「こういう心を大事にしている研修医が入ってきてくれるんだな!」と安心してくれる。それはとてもよいこと。送り出すシニアレジデントとしても安心 8,地域に開かれた病院として |
10.■心と知の共有を叶えるマイルストーンとして | |
研修医が自らの学びの成果をプレゼンテーションをすることは、研修医期間のマイルストーンとしてもいい効果あります。 ほかにもたくさんいい効果がありまず。なにより最後にしっかり研修医のみなさんと心の繋がりを感じることができます。そのためには、カタイ雰囲気にせず、楽しい笑いもありの展開にすることが大事です。またセレブレートタイムも必須のシーンです。 (セレブレートタイムとは↓)http://www.mirai-portfolio.net/workshop/seretime.htm |